2008年11月12日水曜日

それぞれの国が基礎的不均衡の解消など努力する必要=前日銀総裁

トムソンロイター2008年11月11日(火)21:54

 [東京 11日 ロイター] 福井俊彦・前日銀総裁は11日、都内で講演し、金融市場の混乱を受けて規制強化の動きが出ていることについて、基本的にはぞれぞれの国・地域における基礎的不均衡の解消や構造調整の遅れの是正などで対処すべき問題だ、として安易な規制強化に反対の姿勢を示した。

 「東短経済セミナー」で述べた。

  福井前総裁は、金融市場の混乱について「市場が暴れるときは、経済のどこかに不均衡がある、行き過ぎがある、あるいは構造調整のずれがあるときだ」と指 摘。その上で、金融秩序を保つためには「基本は世界の隅々いずれの国・地域においても基礎的不均衡解消の努力、行き過ぎのチェック、あるいは構造調整の遅 れの是正という努力が不断になされている、サボっていないということをいつも市場に認識させる必要があるということが一番根本のところだ」と述べ、安易な 規制強化に反対の姿勢を示した。

 また今回の混乱の背景に、投資銀行におけるリスク管理の甘さがあったとして、問題解決に向け「金融革新とリスク管理は常に並行して進めることが、民間においてきちんと植えつけられることが大事だ」と強調した。

 福井前総裁は、規制の難しさの一例として、金融機関の自己資本比率に言及。自己資本比率の変動が与信行動に影響を及ぼし、実体経済の変動を増幅させる「プロシクリカリティ」が現在起こっていることから、今後の規制のあり方を考えるときに相当の工夫がいる、との認識を示した。

人の印象って、そうそう簡単に拭い去れるもんでもない。
最近の顕著な例が、このおっさんについた、自身の中でのレッテル....。
えらそうにしてると、ついついえらそうにするな!と言いたくなってしまう。
この人の「何が」問題だったのか?すら、記憶の中で薄れてしまった。 それでも、しれっと総裁の椅子に座り続けた好好爺然とした姿を見るにつけ、薄れた記憶の中から、許しちゃならん!と声が聞こえる。

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