2008年11月21日金曜日

伊藤忠、中国食品大手の頂新に20%出資へ


 [東京 20日 ロイター] 伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)は20日、中国や台湾で食品や外食事業などを手掛ける企業群を傘下に持つ頂新ホールディング(本部・台北市)に資本参加すると発表した。伊藤忠が7億1000万ドル(約689億円)を投じて頂新の既存株式所得と第三者割当増資引き受ける。
 来年5月をめどに20%出資とし、頂新を持ち分法適用会社とする。伊藤忠が頂新グループとの合弁会社の株式持ち分を頂新に売却するので、実質的な投資金額は500億円強となる。
 頂新はグループ企業の康師傅控股(0322.HK: 株価, 企業情報, レポート)が中国で即席めんのトップシェアを持ち、グループ全体の売り上げ規模は約4000億円と、中国で最大規模の食品事業グループ。高い市場成長が見込まれる中国における食品事業の強化などが投資の狙い。伊藤忠は頂新ホールディングに取締役1人を派遣する。
 伊藤忠と頂新は2002年9月に提携し、系列のコンビニエンスストアであるファミリーマート(8028.T: 株価, ニュース, レポート)事業を中国で展開したり、飲料製造、製パンなどの分野で他の日本企業を加え合弁事業を展開してきた。伊藤忠は、康師傅控股、アサヒビール(2502.T: 株価, ニュース, レポート)との合弁事業である飲料事業会社の株式持ち分10%を頂新に来年5─6月に156億円で売却するため、頂新グループへの差し引きの投資負担額は530億円程度となる。
 伊藤忠は日本メーカーなどと協力し、食品安全管理や品質向上などのノウハウ導入などを通じて、頂新グループの企業価値を図る。2015年ごろには伊藤忠の投資利益として年間100億円程度を目指すとしている。
 (ロイター日本語ニュース、浜田 健太郎記者)

底値と判断したんだか、引くに引けない状態だったんだか....後者は大っぴらにできないだろうけど、7年後の年間100億って、ピンとくる数字じゃないね。 まぁ素人考えで、こういう操作をなさるお歴々に対抗できるとは思ってないものの、昨今の混乱と「投資利益」という言葉に少々過剰に反応した結果、意味が分からずとも載せてみようと思った動機。
さて、今後の調べで、論理武装に通じるだけのものが残せるかな....。

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