2008年10月29日水曜日

日銀が金融緩和へ、利下げも検討 円高、景気の悪化で


 日銀は29日、円高が 進行し景気の悪化懸念が強まっていることから金融を緩和する検討に入った。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標の引き下げと、金利を据え置い たままで大量の資金を金融機関に供給する事実上の量的緩和の2つの案があり、31日の金融政策決定会合に向け調整する。

 金融危機の深刻化で、政府は30日に追加経済対策を発表する予定。米連邦準備制度理事会(FRB)は29日に、欧州中央銀行(ECB)は来月6日にそれぞれ追加利下げを決める見通しで、日銀は危機克服に向けた内外との協調姿勢を示す。

 利下げする場合は、現在0・5%の政策金利を、最大0・25%引き下げることを想定しているもようで、量的緩和政策で金利をゼロに誘導した2001年3月以来の利下げとなる。

 日銀が利下げも視野に入れるのは、欧米との金利差縮小で円高が進行するのを阻止するのが狙いだ。ただ、金利水準が極めて低いことから効果がないとの否定的な意見も根強い。

 このため、現在無利子である、金融機関が日銀に預けている準備預金に利子を付ける仕組みを導入。ゼロ金利にならないようにしたうえで事実上、量的緩和政策に復帰する案も検討する。

2008/10/29 12:49 【共同通信】


マネーゲームのあおり食って実体経済破綻の兆しって、何もかもが対岸の火事に収まらない状況は、正直言って我慢がならんよね。バブルん時は、破綻前に謳歌できる状況があった分だけでも「マシ」に感じるよ。今回何ら景気イイ話が周囲に沸き起こらなかったままなんだから、庶民にゃ底辺這いずり回った挙句、這ってた場所が底じゃなかったって洒落にならん感覚だよ。

政策がどうの、経済がどうのって、胸張って何か言えるほどの知識もない身からすれば、この日銀の対応も、政府の対応も、自分の暮らし向きが良くなる話だなんて到底考えられない。

一昨日だか、株価がバブル後の最安値を更新した時だって、ニュースやワイドショーで薀蓄たれる人間から言わせりゃ、政府の対応に問題あり!なんてことを言ってたけれど、そんなもん自己責任で博打打ってた人間の戯言にしか聞こえない訳で、地べた這いずり回ってる人間に、キッチリ目を向けろ!ってんだよ。



金融強化法案を本格審議 衆院財金委

 衆院財務金融委員会が29日午前、開かれ、地域金融機関に公的資金を資本注入する金融機能強化法の改正案について本格的な審議に入った。

 政府・与党は、資本不足による金融機関の貸し渋りを防ぐため、同法の改正案を早期に成立させ、公的資金を予防的に注入し、中小企業金融の円滑化を図りたい考え。

 一方、民主党などは、資本注入の対象に農林中央金庫を含めることなどに反発。麻生太郎首相が衆院解散を当面先送りする方針を固めたため対決姿勢を強めている。

 従来の金融機能強化法は、3月末で資本注入の申請期限が切れた。改正案は申請期限を2012年3月末まで延長し、経営責任も原則問わないなど注入条件を緩和した。

 改正案は28日の衆院本会議で審議入りした。麻生首相は「良い成案が得られるならば協議に応じたい」とし、野党の求めに応じた改正案の修正にも柔軟に対応する構えをみせている。

2008/10/29 09:07 【共同通信】


具体的に、何がどうなるんだ?
こういう政策を打つことに、どんな意味があって、どういった効果が得られるのか?わかるように説明してくれよ。

お坊ちゃん総理が、政局よりも政策だなんぞとぬかしてやがったけど、その政策の効果が見えないんじゃ、何でもイイから一旦幕引いたらどうかと言いたくもなる。政策持ち出す責任政党のやり口が、ヤバくなったらリーダーの面だけの付け替え繰り返してたコト棚に上げて、国民の望んでいることがどーとか、よくも恥ずかしげも無く臆面も無く口にできるもんだ。

競馬やってる人間が、外れた馬券手にして、政府の対応が遅い!なんて口にできるとおもうか?
ただし!博打は自己責任で打つもんだって、こんな俺でも分かってるし、今回株価下落で泣いた人間だって、博打と聞いてりゃ手ぇ出さなかったかもしれない。一億博打に向かわせたのは、ゼロ金利続けたお前らだって、ちゃんと自覚して欲しいもんだ!

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